本校は明治38年(1905年)12月5日に、「自己の信ずる教育をするためには、自分の学校を持たねばならぬ」という当時36歳の創立者・齋藤 由松 先生の「建学の精神」によって設立された「齋藤女学館」に始まります。その後いくつかの変遷を経て、今から68年前の昭和31年(1956年)に男女共学とし、校名を「中越高等学校」と改称。平成27年(2015年)10月に、創立110周年記念式典を挙行し、今年で119年目となる伝統校です。
本校の教育の「背骨」であり、根本的な拠り所となる校訓は「質実剛健」。教育精神を表すスローガンとして、「明るく 進取の精神、『若き今日 眉上げん』」。「進取」とは、過去にこだわらず、自ら意欲的に新しいことにチャレンジすること。「眉(まゆ)上げん」は、本校校歌の第1番の歌詞の一節。「顔を上げ、大空を見上げて、大きな希望を持って前に進もう」という意味です。そして、校風としては、「進取の精神」・「文武一如」(「一如(いちにょ)」とは、現象としては違うが、根源においては1つである、という意味)をモットーに、本校では以下のような人材及び人間の育成に努めています。
- 高い志を持ち、地域から信頼され、誇りに思われる人材(リーダー)の育成
- 明るく元気な挨拶に始まり、真面目で、心身ともに勁(つよ)く自らを鍛え続ける人間の育成
(「勁」はピンと張った弦(たて糸)のように細くてしなやかで、自分の軸で堂々と生きるという精神的な意味)- 多様性を受け入れ、さまざまな人と共に生きながら、自らの考えに拠って生きる、個性豊かな人間の育成
- 学び続け、自らの力で問題を解決しようとする人間の育成
- 学業と部活動、どちらも等しく大切にし、目標を達成しようとする人間の育成
地域に愛される未来のリーダー、明るく元気で爽やか、そして思いやりのある中越高等学校生をどうぞご支援ください。
令和6年4月1日