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2015.07.09 放送部

NHK杯県大会結果報告

 

 第62回NHK杯全国高校放送コンテストの新潟県予選が6月17日(水)に新潟市音楽文化会館で行われました。

 

 

 今大会ではアナウンス・朗読・ラジオドキュメント・テレビドキュメントの4つの部門に、6名と2作品がエントリーして、3つの部門で入賞しました。入賞は以下の通りです。
  アナウンス部門第6位 2年 大塚 聖 「部活のおにぎり」
  ラジオドキュメント部門4位 「高校生おこづかいウォッチ」
  テレビドキュメント部門4位 「博物館のおねえさん」

 アナウンスは、男子バレー部のマネージャーが毎日作っている「醤油おにぎり」をニュース原稿にしたものを1分30秒でアナウンスしました。マネージャーさんや選手には大塚の取材に協力して頂き本当にありがとうございました。昨年の冬から構想を練り、取材に行き、今年のGWに下書きが完成。富山県の名門放送部・桜井高校での合同練習で、読みと原稿に磨きをかけての今大会。原稿に費やした時間と手間は、今大会アナウンス参加者の誰よりもかけてきたことは、大会会場に居た皆が認める事でしょう。バレー部には何度も話を聞かせてもらいお邪魔だったのではないでしょうか。入賞の最大の功労者はマネージャーの塚田さんと勝又さんだったかも?
 ラジオドキュメントは、高校生のお小遣い事情やおねだりの作戦を校内でインタビュー。6分30秒のラジオ番組に仕上げました。取材初挑戦の1年生安部も加わり、2年生が力を合わせて作成しました。下取材の為のアンケート作りでは部長の高原が活躍。構成では松原が力を発揮し、取材でもインタビュー相手から上手く本音を引き出してくれていました。また編集作業では初めての試みとして、パソコン2台をネットワークに繋いで2パートに分かれての作業も編集のスピードアップに功を奏しました。しかし、何よりも、放課後に校内での取材活動に協力してくださった多くの越高生の皆さん、ぶっちゃけトーク満載のインタビューをありがとうございました。また、アンケート調査に協力してくれた部員達のクラスの皆さん、お手数をおかけ致しました。ありがとうございました。
 テレビ番組は、足かけ2年にも及ぶ「火焔土器」「縄文土器」取材の集大成として作りました。規定ぎりぎり、7分58秒で番組を何とか収めました。平成26年3月から長岡市関原町の「馬高縄文館」や十日町市の「十日町博物館」に取材。国宝を始め重要文化財の取材など、各館の職員の方々からは多大なご協力をいただきました。取材をすればするほど、学べば学ぶほど、火焔土器をはじめとする縄文土器の魅力をひしひしと感じるものの、その存在のあまりの大きさに編集方針が定まらないまま、平成26年6月、昨年のNHK杯県大会は下書き程度の作品で参加。当然入賞も無し。昨秋からは新入生も巻き込んでの取材活動をするも、編集方針が決まらず、秋の大会での番組出品を断念。
 今年の春4月からは、心機一転して「馬高縄文館」の一人の職員の方に密着取材。女性職員の方の日常の業務を通して、縄文土器の魅力に少しでも近づけたら良いとの想いと、これまでの取材に快く応じていただいたご恩返しが出来ればと、構成を考えて編集してきました。昨年秋の土器作り教室やこれまでの取材では、学芸員の小林さんはじめ、職員の皆さん。そして何よりも密着取材に快く応じてくださった野水さんには感謝しきれません。そして、来館時の取材に快く応じてくださった新潟市と三条市の小学校の皆さんや、土器作り教室に来ていた受講生の皆さん方には本当に感謝しています。ナレーションは2年の諸橋が務め、柔らかく素朴な語り口が、番組の良いアクセントになっていました。中心になって関わってきた3年の高橋は、この企画を15ヶ月にわたり取り組み続け、最後まであきらめずに作り続けました。その地道な取り組みには敬意を表します。
 朗読部門は、今大会の入賞はありませんでした。新潟県の朗読レベルが近年めざましく向上しており、北信越大会でも県勢が上位に複数入賞しています。県大会のエントリー数も多く、その中で勝ち抜くには、やはりそれなりの力量が必要です。もう一歩の所まで来ているので、朗読チームにはこれからもあきらめずに歩んで欲しいと思っています。

 今回の入賞は、どれも「末賞」です。全国大会へのギリギリセーフの切符です。ですが、顧問としてはとても嬉しい結果と思っています。昨年11月の秋の大会での、入賞ゼロという過去最悪の事態からすれば、まさに「復活」と言っても良いほどの出来かもしれません。
 2年生が主体の現チームは、これまでの先輩方の偉大さを日々感じながら、でも腐る事無く地道に取材活動をし、発声練習をし、校内放送をしてきました。「校内放送をしていない放送部には負けたくない!」と、冬を越えた成果が現れてきました。
 大会直前の体育祭という一大イベントを何とか乗り越えて迎えた今大会。大会が終わったとたんに「校内放送をもっと充実させましょう!」との言葉に、勢いを感じています。CBAインフォメーションも長らく閉店状態だし・・・。

 NHK杯全国高校放送コンテストは、7月20日(月・祝)から23日(木)まで、東京都渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターとNHKホールを会場に開催されます。まだまだNHKホールに立つ(全国で入賞できる)レベルではありませんが、今回のチャンスを生かして次のステップを踏み出してくれるでしょう。
 県大会後、既にアナウンス原稿を大塚は3度書き直し、高橋は気になっていたシーンの組み替えをするなど、「次の一手」を指しています。この秋の収穫が楽しみです。(顧問:高澤)