新潟県校内放送コンクール結果報告
北信越大会・全国大会へ
11月17日(火)に長岡リリックホール・シアターで行われた第35回QK杯校内放送コンクールで、部長で2年の高原実佑が朗読部門で3位に入賞し、来年2月に行われる北信越高等学校選抜放送大会・富山大会と、来年8月に行われる全国高等学校総合文化祭・広島大会への出場が決まりました。また、アナウンス部門では2年の大塚聖が奨励賞に入賞。全国大会出場は逃したものの北信越大会への出場権を得ました。
高原は「夏の合宿で自信がついた」と言います。この合宿は毎年夏休みに行われ、県内の高校の放送部員が集まって切磋琢磨する機会です。今年はミニコンテスト形式を採り、2日間で3回のコンテストを行い、高原は最後の回で上位に入りました。大会で読んだ朗読作品は火坂雅志の「羊羹合戦」。ラストシーンの旅立ちの場面を力強く伝えました。
高原は「夜遅くまで練習したおかげで入賞することができました」と努力のあとをふりかえり、「来年に行われるNHK杯の県大会では優勝できるようにがんばりたい」と次の目標を語っています。
アナウンス部門に出場した大塚は実質4位となる奨励賞に入賞。伝統芸能の「能」に挑む桑原由希子先生に3ヶ月にも及ぶ取材を続けたアナウンス原稿は、大会でも高く評価される内容でした。
大塚は「本番で大きなミスをしてしまいとても悔しい」と言い、「北信越大会では原稿も読みも完璧にして最優秀賞を獲りたい」と目を輝かせていました。
今回の大会を審査員席から見守っていた顧問の苅部先生は「それぞれが次の目標を見つけた実りのある大会だった。次は更に楽しんで発表してくれると思う。」と語っています。
顧問の高澤先生は「昨年のこの大会は入賞ゼロでしたから、大きな飛躍です。嬉し泣きと悔し泣きが混ざる大会結果でしたが、努力したからこそ感じるものです」と喜んでいます。
大会には、この他にテレビ番組部門に、長岡市内のリラクゼーションサロン「樹あん」の日常のお仕事の様子を足かけ4ヶ月にわたって取材した番組「ながおかの女性をキレイにしたい」を出品しました。
全編フルハイビジョン撮影の美しい映像で、あたたかい雰囲気の店内やリフレクソロジーなどの様子を、高校生女子の目線でオトナの女性の仕事ぶりを伝える番組を作りました。しかし残念ながら入賞は逃してしまいました。
この作品はもともと、長岡市の「パティオdeながおか」からの依頼で制作し、長岡ではたらく人と長岡の魅力を紹介するという企画で作成したもの。そのため広告映像的な作り方をしていました。「審査員に”CMを見ているようだ”とコメント(用紙に記入)された。大会的にはNGだけど、本来の制作趣旨からすれば、これ程の褒め言葉はない」と、顧問も部員も喜んでいます。
なお、この作品は長岡市の「パティオdeながおか」のWEBサイトで近日中に視聴できる予定で、ただいま準備中です。
北信越高等学校選抜放送大会は、平成28年2月13日(土)・14日(日)の2日間、富山市の富山県教育文化会館で行われます。
全国高等学校総合文化祭は、平成28年8月2日(火)・3日(水)の2日間、広島市の広島国際会議場で行われます。
取材にご協力いただいた、多くの方々にご恩返しができるように、今後も、日常の放送部活動や地域の話題の掘り起こしに努めて行きます。