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2023.03.24 校長ブログ

はぎの通信 No.11(「『若さ』とは」)

 

はぎの通信 No.11 (R5. 3.24)

 

中越高等学校長 萩野 俊哉(はぎの・しゅんや)

 

「『若さ』とは」(Stay Young!

 

 本日は今年度の最後の学期終業式でした。令和4年度終了。大変お疲れさまでした。

 

 今年度も新型コロナウィルス対応、そして最近ではインフルエンザの流行でも大変だった1年間でした。ところが、皆さんもご承知の通り、日本政府はマスクの着用を3月13日から個人の判断に委ねることに決めました。ただし、学校においては、今月31日までの年度内における卒業式以外の学校教育活動においては、現在の衛生管理マニュアルに応じた感染対策を講じるものとし、対応は従来どおりとすることはすでに皆さんにお伝えしてある通りです。そして、新年度のこの4月1日からは、本校における教育活動については、基本的に、生徒にも教職員にもマスクの着用は求めず、着用については個人の判断に任せることとします。ただし、ただし、特別な場合や着用が推奨されるような場合、あるいは状況に変化が生じた場合などには、マスクの着用を求めることがありますので、その点も含んでおいてください。

 

 このように、マスクの着用のあり方が変わったとしても、新型コロナやインフルエンザなどの感染リスクそのものがなくなったわけではありません。学校において「感染リスクを上げる」ようなことにはくれぐれも慎重にならなければなりません。また、以前にホームページの校長ブログでも書きましたが、さまざまな事情があってマスクの着用を希望したり、また、健康上の理由によりマスクを着用できない人もいることなどから、学校や教職員、あるいは友人や仲間が、マスクの着脱を強いることのないようにしなければなりません。また、生徒同士の間でマスクの着用の有無による差別・偏見などは決してあってはならないことです。

 

 さて、いわゆるコロナ禍の時代、そして、ロシアによるウクライナ侵攻と、それに伴うさまざまな影響についても予断を許さず、先行きの見えにくい時代に今、私たちはいます。政治的、社会的、経済的等々の面で、先の見えない閉塞感が漂っています。気持ちとしては、どうしても後ろ向きというか、明るく顔を上げて元気よく前へ進もうということにはならないかもしれません。しかし、このような時に皆さんに送りたいことばがあります。作家・原田宗典(はらだ・むねのり)さんのことばです。それは、

 

 「何かが始まるのを楽しみにして待つのが若さであり、

  何かが終わるのを楽しみにして待つのが老いである」

 

というものです。たとえば、遠足、運動会、修学旅行。明日始まるのが楽しみで夜も眠れない、ということがあるでしょう。それは、あなたが若いから。逆に、「ああ、早く終わらないかな。無事に事故なく早く終わって欲しい」と願うような人。まあ、私もそのような人間のひとりかもしれません。「老いて」います。若さがありません。要は、何事も心の持ちよう、ということです。何事にも積極的に向き合う姿勢があれば、それは若さがある、つまり、生き生きとした気力があるということ。逆に、物事に対して消極的な気持ちを持ってしまうとそれは「老いている」ということ。あなたたちはまだ若い。一日一日を大切に、ひとつひとつの物事に積極的に取り組んで欲しい。そして、そんな心構えで今年度を締めくくり、新年度を迎えて欲しいと思います。

 

 最後に私から新年度へ向けてのメッセージです。

  1 心身ともに健康でいましょう。

  2 目標を持ちましょう。

  3 目標を叶えるべく、ひたむきに努力しましょう。

 そして、いつもの明るく、元気で、爽やかで、思いやりのある越高生でいましょう。時代がどのような時代であっても、私たちは「若き今日 眉上げん」です。頑張りましょう! 

 

以上