はぎの通信 No.13(さぁ、スタートです!)
はぎの通信 No.13 (R5. 4.3)
中越高等学校長 萩野 俊哉(はぎの・しゅんや)
「さぁ、スタートです!」(Are You Ready?)
今年も本校駐車場前の桜がきれいに咲いてくれました。春が来ました。去年の12月以降の大雪に耐えて、立派にその命の芽吹きを示してくれました。
新入生の皆さん、入学おめでとう。そして、皆さん、新しい学校、新しい学年、新しい学期のスタートです。今抱いているワクワクした気持ちを大切に。そして、楽しんでください。
さて、先月の28日、元世界ボクシング協会(WBA)ミドル級スーパー王者で、2012年ロンドン五輪金メダリストの村田諒太選手が、東京都内で記者会見に臨み、現役引退を表明しました。そして、「僕のボクシング人生を全体像の総括として考えるのであれば、悔いというものはない」と振り返って語りました。彼はこれまでいくつものボクシングの名勝負を繰り広げていく中で、また、いくつもの名言を遺してきました。冒頭、桜の話をしましたが、この時期に絡めていえば、彼は次のように語っています。
「桜の花、その花を咲かせるのは、目立たぬ幹と根である。その幹と根があるから毎年花が咲く。」
皆さんには、将来それぞれの花を咲かせていただきたい。その花を咲かせるための「幹」や「根」は何でしょうか。そして、その幹や根を枯らさずに、たくましく、大きく育てて立派な花をつけるためにはどうしたらよいのでしょうか。また、そのために、あなた自身は何ができて、何をしなければならないのでしょうか。
皆さんの1日は、長いようで短い。若き日の1日は、毎日毎日が宝物であると同時に、二度と取り返しのつかない真剣勝負の瞬間の連続です。心して過ごしてほしい。皆さんの毎日が、充実した日々となることを本当に心から応援しています。
春が来ました。さぁ、気持ちも新たに、スタートです!
以上