はぎの通信 No.15(越高アイデンティティー)
はぎの通信 No.15 (R5. 4.6)
中越高等学校長 萩野 俊哉(はぎの・しゅんや)
「越高アイデンティティー」(The Identity of Etuko)
新年度にあたり、改めて本校中越高等学校とは何なのかという「アイデンティティー」について確認をしましょう。
まずは何といっても本校の「建学の精神」。それは、明治38年(1905年)に本校を創立した斎藤(さいとう)由松(よしまつ)先生の言葉、「自己の信ずる教育をするためには、自分の学校を持たねばならぬ」に象徴されます。この言葉には、本校の母体となる「斎藤女学館」を創立し、当時の未来ある子供たちを教育する先生の育成を図ろうとする斎藤先生の固い覚悟と信念が凝縮しています。その覚悟と信念は、言い換えれば、高い志を持った地域の人材(リーダー)の育成ということでありました。そして、100年後の現代、その建学の精神は、以下で述べる本校の「校訓」、「校風」及び「教育精神」の中で受け継がれているのです。
次に、それら本校の校訓、校風、教育精神についてです。
本校の校訓は、「質実剛健」。かざりけがなく、まじめで、強く、しっかりしていることです。
校風は2つあって、1つは「進取の精神」。過去にこだわらず、自ら意欲的に新しいことにチャレンジすること。もう1つは「文武(ぶんぶ)一如(いちにょ)」。文と武、つまり、勉強と部活は形としては違うけれども、根源・根っこにおいては1つである、ということです。
そして、本校の教育精神。それは「明るく 進取の精神、『若き今日 眉上げん』」です。この「眉上げん」は、本校の校歌の第一番の歌詞の一節。「顔を上げ、大空を見上げて、大きな希望を持って前に進もう」という意味です。
以上をまとめると、次のようになります。
本校創立:明治38年(1905年)12月5日 創設者:齋藤 由松 先生 建学の精神:「自己の信ずる教育をするためには、自分の学校を持たねばならぬ」(齋藤由松先生の言) →(当時は)未来ある子どもたちを教育する女性の先生の育成を志したもの。 →(現在は)高い志と夢を持った地域の人材(リーダー)の育成を志すもの。 本校の校訓・校風・教育精神: ・校 訓 質実剛健 ・校 風 進取の精神 文武一如 ・教育精神 明るく 進取の精神、「若き今日 眉上げん」 |
生徒の皆さんは、ぜひ手元にある冊子『学習と生活』の「学園のあゆみ」の欄を参照してください。
本校の「建学の精神」を支柱とし、「校訓」・「校風」・「教育精神」この3つを常に心に刻みながら、越高生としてプライドを高く掲げ、日々を生活しましょう。
以上