はぎの通信 No.23(選択と集中)
はぎの通信 No.23 (R5. 5.8)
中越高等学校長 萩野 俊哉(はぎの・しゅんや)
「選択と集中」(Choice and concentration)
今年の5月の大型連休も昨日で終わり。皆さんはどのようにして過ごしましたか。部活動の春の地区大会や強化合宿などで忙しくしていた皆さんも多かったのではないでしょうか。今朝は、本校女子バレーボール部が地区優勝を果たしたという知らせを聞き、大変うれしく思いました。選手の皆さん、おめでとう!そして、これから益々の健闘を祈ります。
さて、私は連休中、あるラジオを聞いていて、心に残る言葉を聞きました。それは、このような内容でした(ラジオ通りの言葉ではありませんが)。
「何かを得ようと思ったら、何かを捨てなければならない。逆に言えば、何かを捨ててこそ、何かを得ることができる。」
なぜかその時、私の心に深く残りました。本当にその通りだなあ、と思いました。あれも欲しい、これも欲しい、あれもやらなければ、これもやらなければ、... 人は、ついつい欲張りになってしまったり、過大な行動や評価を自分に求めてしまいます。そして、それがたまたまうまくいったような場合、それは成功体験となって、またその次も同じように、いや、それ以上にできるのではないか、と思ってしまうのです。
今、自分にとって必要なこと、やらなければならないこと、本当にやりたいことは一体何なのか。その見極めと判断、つまりは「選択」が必要です。そして、選択したら、その対象に向かって全力で取り組む、つまり「集中」することが大切です。
この「選択」と「集中」が、短期・中期・長期に渡って繰り返し求められるのが、ある意味人生なのだと思います。厳しく迫られることが多々あります。しかし、そこから逃げ出すわけにはいかないのです(とは言え、本当につらくなった時は、そこから「逃げて」いい、と私は思います。必ず誰かが助けてくれます)。
大型連休終了。今週から中間考査が始まります。頑張りましょう!
以上