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2023.06.05 校長ブログ

はぎの通信 No.27(強くなるためには)

 

はぎの通信 No.27 (R5. 6.5)

 

中越高等学校長 萩野 俊哉(はぎの・しゅんや)

 

「強くなるためには」(How to be strong

 

 県総体、大変お疲れ様です。私もいくつかの競技の応援・激励に行かせてもらいました。あるいは、吹奏楽部の長岡市立劇場での春の定期演奏会(Concert of Dreams)にも出かけていき、昨年同様観客の皆さまにも御挨拶をさせていただきました。

 

 感じたこと、いくつかあります。まず、選手・生徒の皆さんの本当にひたむきな姿、姿勢、態度。伝わってきました。越高プライドを胸に秘めながら、「攻める越高」の気概と「越高愛がとまらない!」気持ちを随所に示してくれたと思います。しかし、勝負である以上、勝ち負けは必ずつきます。負けてしまう時もあります。大事なのはその後、負けた後です。「勝ちに不思議な勝ちあり。負けに不思議な負けなし」と言われます。負けたとしたら必ずその原因があるはずです。その原因を、他人任せにせず、自分で、自分の頭でよく考えてもらいたいと思います。そして、その考えを部員の皆と共有して、その課題克服に具体的な行動で示していかなくてはなりません。

 

 強くなるためにはどうしたらよいのでしょうか。思いつくことを並べてみます。

 ・勝とうとする「気持ち」は大事。しかし、精神論だけでは勝てない。勝つためにやらなければならないことを客観的かつ冷静に分析し、見える形でまとめる。

 ・上記でまとめた「課題」を克服するためには何をどうしたらよいのか。具体的な行動目標と方法をメンバーで共有する。

 ・行動、実践する。つまり、「練習する」。その時大切なのは、ダラダラと時間ばかりかけても効果は薄いということ。集中して、短時間で、そして、しっかりとけじめをつけて練習するということが重要。

 ・本番中の「最後の一滴」をここぞという時に振り絞れるように、日頃から鍛錬しておく。つまり、へとへと状態の時に「もう一本」できる気力と体力と知力を養っておく。私自身、ランニングをしていて、「もうバテた!きょうはここで走るのはやめよう」と思っても、気持ちを振り絞って最後の1周だけは走り切るようにしています。

 

 強いチームは意識が高い。そして、一つ一つの練習に決して手を抜かない。集中は全力で集中する。同時に、強いチームはいい意味でリラックスするのも上手です。「緊張と弛緩」、このバランスを絶妙に取りながら、チームワークはより強固になり、強いチームが出来上がっていくのだと思います。

 

以上