はぎの通信 No.40(それぞれの輝き)
はぎの通信 No.40 (R5. 9.5)
中越高等学校長 萩野 俊哉(はぎの・しゅんや)
それぞれの輝き(Each One's Radiance)
9月1日と2日は本校の文化祭である「越友祭」でした。2日の土曜日は、保護者の皆さまや地域の皆さまなど大勢の方々からお越しいただきました。改めて深く感謝申し上げます。ありがとうございました。
さて、今年は3年ぶりに、ほぼ新型コロナ禍以前の形での開催となりました。教室でのクラス展示や催しあり、グルメ(飲食調理提供)あり、ステージ発表あり、芸術や演劇などの部活の発表・展示ありで、とても賑やかで活気のある文化祭になりました。
この文化祭の2日間で、私は改めて皆さん一人一人の「輝き」を見つめていました。ステージ上でのダンス、歌、演劇、BMXなどのパフォーマンス、そしてそれぞれでMCを務める人...。あるいは、調理室で、教室でのホットプレートの前で、大汗をかきながら、何時間も調理に一生懸命精を出す皆さん。あるいは、声を張り上げて、お客様の呼び込みをする「営業担当」の皆さん。... みんな本当にキラキラと輝いていました。
「学校って、これだよなあ」「こうでなくっちゃなあ」と思います。感動で胸が熱くなりました。
何かを「楽しむ」ためには、「若さ」と「エネルギー」が必要です。ただ黙って、そこに座っているだけでは何も楽しむことはできません。まずは「動く」こと。動けば必ず誰かとあるいは何かと「出会い」ます。その誰かや何かとの出会いが、新しい「景色」を見せてくれたり、新しい「経験」をもたらせてくれます。正直、それは必ずしも心地よい快楽と結びつくようなものではないかもしれません。つらいこと、困ったこと、切ないことが生み出されてしまうかもしれません。でも、逆に、きっと心から楽しいこと、幸せを感じられることも味わえるに違いないのです。それらのことをすべて承知した上で、まずは「動く」こと。動く「若さ」、若さとは、つまり、何事も恐れないこと、そして「エネルギー」が必要だと思います。
以上