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2023.10.02 校長ブログ

はぎの通信 No.44(ゆったりと、するどく)

 

はぎの通信 No.44 (R5. 10.2)

 

中越高等学校長 萩野 俊哉(はぎの・しゅんや)

 

ゆったりと、するどく(Leisurely and keenly

 

 2年生の皆さん、いよいよ修学旅行ですね。10月3日(火)出発。沖縄への3泊4日。楽しみにしている人も多いと思います。くれぐれも健康には気をつけて、無事に、楽しんで帰ってきてください。

 

 さて、旅行を楽しむにはなにか「コツ」みたいなものがあるのでしょうか。私も、家族や仲間や仕事などであちこちといろいろ旅行してきましたが、どうも表題の2つのことば「ゆったり」と「するどく」がキーワードになるような気がします。

 

 「ゆったり」というのは、いったん旅が始まったら、「予定」というのはあまり気にしないで、自然体でその時の流れと場の雰囲気に合わせて考え、行動することです。あせらないこと、まずは「受け入れる」こと。旅程通りに事が進まないとイライラする人っていますよね。正直、私にもそんな傾向があります。でも、たとえば何か予期せぬことが起きてしまっても、「その時」の景色や空気感や時間の流れを楽しめるか楽しめないか、結局はその人次第なのだと思います。

 

 そして、「するどく」というのは、たとえゆったりとしていても「感性」だけはするどく保ち続けている、ということです。旅先でふと目にした景色、何でもない会話、出会った人たちの表情...それらのものやこと一つ一つに自らの心を振るわせることができるかどうか。感動を作り出すもととなる「感性」は、その人だけのものです。感性の豊かな人は、どのような旅でも、その旅を豊かなものにします。

 

以上