ニュース ニュース

ニュース

TOP > ニュース一覧 > 校長ブログ > はぎの通信 No.48(微差は大差)
2023.10.30 校長ブログ

はぎの通信 No.48(微差は大差)

 

はぎの通信 No.48 (R5. 10.30)

 

中越高等学校長 萩野 俊哉(はぎの・しゅんや)

 

微差は大差(A small difference is a big difference.

 

 季節は秋。間もなくここ長岡も紅葉の時期を迎えることになるでしょう。秋はまた「実りの秋」。さまざまな作物が実り、収穫されます。厳しい気候や天候の変化にも耐え、たくましく精一杯の実をつけてくれます。

 

 皆さんは、自分自身の「実り」を感じていますか。特に若い時期は、そうと自分では意識しなくても、自然と成長し、それなりの実りをまわりの人たちに示してくれます。もう決して若いとは言えない私などにしてみれば、それは大変うらやましいことです。

 

 他人と比較する必要はありません。自分自身で自分のことを見つめてみてください。そして、自分の中で比較してみてください。まず第一に、「努力する自分」と「努力しない自分」を。第二に、行う努力が「大きい場合」と「小さい場合」を。第三に、行う努力がたとえ小さくても、その努力を「続ける場合」と「続けない場合」を… 結果は明らかなはずです。

 

 何事も、小さなことでも継続して積み上げることができれば、それは大きな「形」として目に見えるようになります。いつの間にか、ふとした時に、その成長の「形」を自分でも自覚的に認識できるようになります。

 

 「塵も積もれば山となる。」よく言われることです。しかし、実際にそれを実感できる人は、それほど多くはないものです。なぜなら、続けることは本当に難しい。ましてや、自分の嫌いなこと、興味の湧かないこと、やる気の起きないことを続けるのはまさに至難の業です。

 

 「微差は大差」、「塵も積もれば山となる」。このことを真に理解して、実行してきた人こそが、「実りの秋」を実感できるのかもしれません。

 

以上