はぎの通信 No.55（愚直に、前向きに）
はぎの通信 No.55 （R５. 12．18）
中越高等学校長 萩野 俊哉（はぎの・しゅんや）
愚直に、前向きに（Honestly and Positively）
令和５年（2023年）も、残りあと２週間。いよいよ年の暮れも近づいてきました。皆さんにとってはどのような年末・年始になるのでしょうか。自らの進路実現をかけて、気の抜けない日々を送ることになる皆さんも少なくないことでしょう。がんばってください！応援しています！
さて、今年一年を振り返ってみて、たくさんの思い出があるのですが、中でも体育祭、文化祭、そして校内駅伝大会などの学校行事での生徒の皆さんの様子が、私の心の中に強く焼き付いています。もちろん、いい意味で、です。各行事の中身そのものも素晴らしいものでしたが、それぞれの開会式や閉会式・フィナーレなどでの皆さんの盛り上がりと一体感は格別なものでした。私に深い感動を与えてくれました。その時に全校生徒で歌う校歌やパフォーマンスは、越高生としてのプライドと喜び、そして覚悟を見事に伝えてくれていました。私も一緒に校歌を歌いながら、胸が熱くなったことを、今でも思い出します。
今、世の中、世界は激動の中にあります。先の見通せない閉塞感に包まれた社会にいて、胸が締め付けられるような映像やニュースが日々テレビなどのメディアを通じて、否応なく私たちの目や耳に入ってきます。私たち、一人一人はいったい何をしたらよいのか、何ができるのか。問い続ける日々です。
愚直に、前向きに。この姿勢を大切にしたいと思います。そのような姿勢を貫いてこられた先輩諸氏（その多くの方たちは既に鬼籍に入ってしまわれましたが...）の背中を、私もつぶさに見てきました。その姿、立ち振る舞い、気風は、私に多くのことを教えてくれました。私の大切な宝物です。
今年もあと２週間。少し時間がありますね。この機会に、皆さんも今年１年を振り返ってみて、どんな１年間だったか、そして、来年はどのような年にしたいのか、考えてみてはいかがでしょうか。
以上