はぎの通信 No.57(年頭にあたって)
はぎの通信 No.57 (R6. 1.15)
中越高等学校長 萩野 俊哉(はぎの・しゅんや)
年頭にあたって(At the beginning of the year)
今年の元旦は能登の大地震から始まるという、大変な年明けとなりました。
皆さん、大丈夫でしたか?ケガや被害などありませんでしたでしょうか?
さて、今日は、先日行われた3学期始業式での私の話を以下にまとめます。
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皆さん、こんにちは。今日は、本校の校歌について話をします。本校の校歌は昭和34年(1959年)に誕生しました。作詞者は、本県旧堀之内町(現魚沼市)出身の、戦後の歌人の代表とされる宮 柊二(みや しゅうじ)氏です。
一番の歌詞を思い出してください。
雪深し その簡(かん)浄(じょう)
しののめの光りさしつつ
学ぶべし 確かなる知恵
若き今日 眉上げん
長岡 長岡 歴史あり
われら学ぶ
中越高等学校
この一番の歌詞の意味を意訳すると次のようになります。
汚れ(けがれ)のない純白の雪が降り積もり、周りはすがすがしい雰囲気に包まれている。
雲の晴れ間から差し込んだ曙の光が、真っ白な雪にキラキラと輝いている。
すがすがしい人間として、輝きながら生きるための、確かな知恵を学ぼう。
青春の今 強く心を引き締めよう。
悠久の歴史の町 そして雪の町 ここ長岡に
我らの誇りの学び舎、中越高等学校がある。
今日、特に私たちから皆さんへ伝えたいこと。それは、
「学ぶべし 確かなる知恵
若き今日 眉上げん」ということです。
「すがすがしい人間として、輝きながら生きるための、確かな知恵を学ぼう。
青春の今 強く心を引き締めよう」ということです。
ゆるんだり、たるんだりしてはいけません。「強く心を引き締めて」(ここが大事です)、「明るく元気でさわやかな越高生らしい越高生として」、「知育、徳育、体育に日々励む(はげむ)」のです。
最後に、ひと言。皆さん、「皆さんは、一人一人が中越高校です」。それは、制服を着ていても着ていなくても、学校にいるときでも、学校にいないときでも、「皆さんは、一人一人が中越高校です」。このことを改めてしっかりと胸に刻んで、今年1年を自らをさらに成長させる大事な年にしていただきたいと思います。充実した1年になることを願っています。
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皆さま、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
以上