はぎの通信 No.59(自分の力を信じよう)
はぎの通信 No.59 (R6. 1.29)
中越高等学校長 萩野 俊哉(はぎの・しゅんや)
自分の力を信じよう(Believe in your own strength!)
3年生はただ今期末考査の真っ只中。いよいよ3年間を締めくくる、大事なテストを受ける時期となりました。全力を尽くしてがんばってください!
さて、こんな話を聞いたことがあります。あの鼻の長い大きな動物の象は、子どもでまだ小さい時に足を細い鎖でつながれて育つと、やがて成長して大きくなり、その鎖をちぎる力が付いても、ちぎれないと思い込んでしまうということです。
十分な力が身についているにもかかわらず、「自分にはできない、やれない」「自分には無理」と思い込んでしまい、せっかくの力を発揮できなくなってしまっている。もしかして、そんなことが自分の身に起きているかもしれない。一度立ち止まって、よく考えてみてもいいかもしれません。
もちろん、「過信」は禁物です。うぬぼれてもいけない。そして、前を向いて、勇気を出して一歩踏み出しても、必ずしもいつもそれが成功するとは限りません。思い切ってチャレンジしても、失敗してしまう、あるいは、報われない。そんなことがたくさんあるかもしれません。しかし、実は、そんな時こそがチャンスです。「投げない、めげない、あきらめない」、そんな気持ちを持って、謙虚な気持ちで日々ひたむきに努力を積み重ねる。そして、そのような努力の積み重ねこそが、自分が気付かないうちに自分自身をとても大きく成長させてくれるのだと思います。
3年生の皆さん。皆さんは、中越高校での3年間を通して大きく成長しました。自信を持ってください。そして、小さくまとまらずに、自分の持てる力を最大限に発揮して、大きく羽ばたいていってもらいたいと思います。
3年生の皆さんの最後の締めくくりの日々を見守り、応援しています。がんばってください。
以上