はぎの通信 No.63(卒業式の思い出)
はぎの通信 No.63 (R6. 2.26)
中越高等学校長 萩野 俊哉(はぎの・しゅんや)
卒業式の思い出(Memories of the graduation ceremony)
あっという間に、もう2月も最終週になりました。2月は本当に過ぎるのが早いですね。
そして、今週の金曜日、3月1日には、本校の卒業式が控えています。3年生の皆さんは、今どんな気持ちでいるのでしょうか。
私のことを話をすると、私は高校の卒業式は、陰鬱として複雑な思いで迎えていました。受験した大学はすべて不合格。たったひとつ、補欠合格になり、後日、正式に追加合格とはなりましたが、私の方から入学は辞退しました。周りの仲の良い同級生たちの多くはすでに現役で合格を決めており、晴れ晴れとした明るい表情で卒業式に臨んでいました。彼らをうらやましくなかったと言えばウソになります。正直、悔しかった。しかし、同時に、私自身の力のなさを突き付けられ、それは開き直って受け入れざるを得ない、これから腹を据えて頑張っていかなければならないというある種の「覚悟」のようなものもあったような気がします(とは言え、根がいい加減なもので、この前のNo. 62のブログで書いたように、予備校の授業にも行かずに文庫本を読み漁っていた時期もありました。トホホ...)。
実は、当時の高校時代の卒業時の同級生数人とは、高校卒業以来、毎年夏と冬に2回集まって、旧交を温めています。高校卒業以来ずっとですから、もう45年間も途切れず続いています。会えば、当時の高校時代の話になります。恩師のこと、友人や先輩・後輩たちのこと、あの時の時代の「空気感」、胸に抱いてた「思い」、などなど。何度会っても、話題は尽きません(毎年、毎回、同じ話をしているだけ、というウワサもありますが...)。
さて、皆さんは、どんな思いで卒業式を迎えるのでしょうか。
以上