はぎの通信 No.77（そこに「思い込み」はないか）
はぎの通信 No.77 （R６. ５．27）
中越高等学校長 萩野 俊哉（はぎの・しゅんや）
そこに「思い込み」はないか（Are there any “conceptions” there?）
今年も県総体の季節がやってきました。皆さんの「本気」が試されています。試合や競技ですから、勝ち負けがつきます。「勝つ」ためにやってきたのであれば、結果にはこだわってもらいたい。期待しています。
先日の壮行会でも皆さんに伝えました。今年度のスローガン、校長よりの心からのエールのことば、「越高 ファイト！もう一歩、その先へ！」。全力を出すのは当たり前。全力を出し切った後の、その先の、その一歩が踏み出せるかどうか。練習でも、本番でも。一部の生徒だけではダメ。全員の気持ちが一つになって、みんなで一歩を踏み出してもらいたい。それが爆発的なチーム力になる。
もう一つ。「思い込み」はないか。「どうせあの選手には勝てない」「どうせあのチームには勝てるわけがない」「相手の方が『上』だ」... そう信じ込んだ瞬間に、あなたはもうその勝負には負けていると言ってよい。そもそも果たして本当にそうなのか。その「思い込み」は正しいのか。
強い方が勝つという人もいれば、勝った方が強いという人もいる。勝負は何が起こるかわからない。その「わからなさ」は、あなたのほんのちょっとした心の持ち具合で変化したりする。
自分の心は自分が決める。忘れないでいただきたい。そのほんのちょっとしたところで勝負が決まったりするのです。
以上