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2024.06.24 校長ブログ

はぎの通信 No.81(けじめと切り替え)

 

はぎの通信 No. 81 (R6. 6.24)

 

中越高等学校長 萩野 俊哉(はぎの・しゅんや)

 

けじめと切り替え(Drawing conclusions and switching over

 

 

 運動部、文化部、各種大会やコンクールへの出場、大変お疲れ様です。次の大会等が控えている生徒の皆さんもいるでしょうが、とりあえずは一区切りというところでしょうか。

 

 学校では今週から1学期の期末考査が始まります。気分をしっかり切り替えて、「勉強モード」に集中ですね。気持ちの「けじめ」が大切です。

 

 とは言え、以前にも打ち明けたかもしれませんが、実は私自身、特に高校時代はその「けじめ」と「切り替え」がとても苦手でした。ずるずると一つの気持ちをいつまでも引きずってしまい、けじめをつけて次のステップへ踏み出すことがなかなかできませんでした。試合に負けたり、好きだった女性からふられたりすると、ぐじぐじといろんな気持ち(後悔や怒りや自己嫌悪などなど...)が心の中にこびりついて、いつまでも離れなかったりしました。もちろん、勉強などまったく手につかず、ただ悶々として時間だけが無駄に過ぎ去っていきました。

 

 そんな時、私の友人の一人に、そのけじめと切り替えがとても上手な人がいました。彼に言わせると、そんな時には、「考え事は、いったん心の中の引き出しにしまっておく」のだそうです。そして、「またいずれ適当な時期が来たら、その引き出しを開けて取り出す」のだと言っていました。「中にはずっと引き出しにしまいっぱなしのものもあるけれど、それはそれで自然にそうなったのだと考えるようにしている」とも言っていました。

 

 自分の心は自分で決める。要はそういうことかもしれません。これを難しいと考えるか、それほど難しいことではないと考えるか。さて、皆さんはいかがでしょうか。

 

以上