はぎの通信 No.88(素晴らしい文化祭)
はぎの通信 No. 88 (R6. 9.10)
中越高等学校長 萩野 俊哉(はぎの・しゅんや)
素晴らしい文化祭(A fantastic cultural festival!)
先週の6日(金)、7日(土)は、本校の文化祭である「越友祭」が催されました。生徒の皆さん、先生方職員の皆さん、大変お疲れ様でした。素晴らしい文化祭だったと思います。それぞれの催しに独自の工夫が見られましたし、皆さんも、訪れてくれたお客様も、皆楽しんでおられた様子が見て取れて、私も嬉しかったです。
さて、このような文化祭では、皆さんは何がしかの意味で「演じる」ことが求められていました。演劇や合唱などのステージ発表はもちろんのこと、食品の調理・販売や教室等での展示やイベントなどにおいても、それぞれの人がそれぞれの立場や役割で「演じて」いたのだと思います。
その時、その場での役割や立場をしっかりと「演じる」ことは、実はそう簡単なことではありません。「人からどう見られるか」といった照れや恥ずかしさもあって、なかなかうまくいかないものです。しかし、その「壁」を乗り越える、あるいは、突き抜けられるかどうか、ここが大切です。やるべきことをきちんと理解した上で、誰をも傷つけることなく、素直に、まっすぐに自己を「解放」することができるかどうか。
「人に良く思われたい」「かっこ悪いことなどできない」「惨めな思いはしたくない」...わかります。でも、自分は自分。あるがままの自分を、その時の自分を、「まっとうな形で」出せるかどうか。「表現者」としての自分を見つめ直す、そんないい機会に、この文化祭はなったのではないでしょうか。
以上