はぎの通信 No.91(「くやしさ」を力に!)
はぎの通信 No. 91 (R6. 9.30)
中越高等学校長 萩野 俊哉(はぎの・しゅんや)
「くやしさ」を力に! (Turn your frustration into strength!!)
北信越高校野球県大会、決勝戦、負けてしまいました。8回表まで3対0でリード。その裏に4点取られて逆転され、そのまま逆転負け...
今、この原稿を書いているのが、試合が終わった直後なので、本当に何とも言えない口惜しい気持ちが先に立ってしまっています。もちろん、選手たちや監督・顧問の先生方の気持ちを考えれば、私などの比ではないはず...
何だかモヤモヤした気持ちでいると、先ほどある生徒から声をかけられました(もちろん、その生徒も試合結果を知っています)。「校長先生、負けて口惜しい方がこれから強くなれるんですよ!」
ハッとしました。その通りです。そうでなければならないのです。まだまだ私は弱いなあと思います。強くならなければ...強くなりたい...
ところで、皆さんは、「勝ち」は「取りに行く」ものだと思いますか。それとも、「勝ち」は「後から自然とついてくる」ものだと思いますか。
勝ちを取りに行く、その気迫や覚悟やメンタルの強さは、勝つためには必要なことだと思います。それがなくて勝てるほど勝負の世界は甘くはない。しかし、それが「勝とう、勝ちたい」という気持ちだけが先走ってしまうことにつながってしまい、平常心や冷静な判断・行動をなくさせてしまうといったこともよくあることです。
勝つために日頃からやるべきことは決まっている。それを徹底してやり続けるしかない。そうすれば、勝ちは自ずとついてくる。なるほど。確かにそうでしょう。ところが、本当にそれができるのか。日頃やるべきことを本当に徹底して実際にやれているのか。そこは厳しく見る必要があるでしょう。ですから、「言うは易しく、行うは難し」。実際に、できているか、できていないかです。
でも、やるしかないのです。
以上