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2025.01.14 校長ブログ

はぎの通信 No.105(人生の選択①)

 

はぎの通信 No. 105 (R7. 1.14)

 

中越高等学校長 萩野 俊哉(はぎの・しゅんや)

 

人生の選択 (The Choice of Life)

 

 今週と来週は、標記のテーマで書いてみようと思います。今日は、その1(①)です。

 

 新しい年も明け、もう数か月もすると卒業・進級ということで、皆さんはまた新しい世界へとそれぞれに一歩を踏み出していくことになります。その一歩は、自分で選んで、自分で決めて、踏み出した一歩であるということに思いを巡らせていただきたいと思うのです。

 

 人生を道にたとえれば、私たちは自分の進む道を自分で決めて歩んでいくことになります。道はときどき2つに分かれていたり、もっとたくさんの道に分かれていたりします。

 

 いずれにせよ、私たちは自分の選んだ道を進むしかありません。しかし、その道を歩んでいる途中で、ふと思う時があります。「私があのとき採らなかった道に進んでいたら、自分は今頃はどうなっているだろうか」と。

 

 私達はよく、嫌なことがあった時や打ちひしがれた時、「他の学校に行っていたらなあ…」とか「他の仕事についていればなあ…」と後悔することがあります。それはもう自然にそういう思いになったりするものです。しかし、その時点で選択を悔やんで投げやりになるのではなく、採った道を懸命に歩んでいいものにしようとしてこそ、採らなかった道で得られたであろうものより多くの実りを得ることができるのではないでしょうか。

 

 選んだ道を歩みながら、後ろを振り返る時がたとえ時たまあったとしても、その道でたゆまず努力をし続けていれば、いつかはその道が選ばなかった道と合流するかもしれません。たとえそうでなくとも、人生の後半になって、採らなかった道を思いやりつつ、自分の歩んだ道を肯定することができるなら、その選択は間違ってはいなかったと言えるのではないでしょうか。そんな日が来ることを信じて、今日も前向きに生きるしかないと思っています。

 

以上