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2025.01.27 校長ブログ

はぎの通信 No.107(大学入試について)

 

はぎの通信 No. 107 (R7. 1.27)

 

中越高等学校長 萩野 俊哉(はぎの・しゅんや)

 

大学入試について (About University Entrance Exams)

 

 大学入学共通テストも終了し、次のステップへ向けて3年生の皆さんはそれぞれに努力を重ねていることとおもいます。お疲れ様です。がんばってください!

 

 共通テストでは、今回初めて科目「情報Ⅰ」の試験が導入され、大学入試センターが作成した架空のプログラミング表記「疑似言語」を使用しながらのプログラミングの問題や、データの分析など情報活用能力を測る問題が出題されたようです。

 

 共通テストの他の科目についても、従来通り思考力、判断力を問う問題が多く出題され、文献や資料や統計などから情報を読み解く力を測る問題が目立ちました。また、実社会に結びつけた問題も出題され、設問の場面や状況設定においても、生徒間の会話や学習の場面などを提示して出題するような傾向が見られました。

 

 それにしても、新聞によると、2000年度に国公私立大に入学した計約59万2000人のうち、一般入試による入学者は約38万9000人と65.8%を占めていましたが、2024年度は約29万1000人と全体の入学者数(約61万3000人)の47.5%にとどまったということです。

 

 学校推薦型選抜は34.9%、総合型選抜は16%と、いずれも2000年度より増えていて、大学別でみると、私立大で学校推薦型選抜による入学者の割合は40.2%と、一般入試(39%)よりも多くなっているそうです。

 

 私は昭和54年の最初の「共通一次テスト」を受けた世代です。当時は国公立大受験者は必ず5教科7科目すべてを受験しなければならず、私も柏崎から電車に乗って長岡に出てきて、今は長岡市立中央図書館になっていますが、当時はそこに新潟大学の工学部があって、そこで受験しました。私の世代はまさに「受験戦争」と呼ばれる時代が継続中で、大学に入ろうと思ったらまず一般入試を考えるのが当たり前、本番の試験一発勝負で1点刻みで合否が決まる、その1点を争って受験生が血まなこになってしのぎを削るような、そんな時代感でした。

 

 日本の急速な少子化が進む中、大学入試の多様化が進み、今は変革期を迎えていると思います。本校としても、皆さんの進路希望が実現するよう、精一杯対応して努力を重ねていこうと思っています。よろしくお願いいたします。

 

以上